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チャンピオンのあなたへ [精神世界(宗教・哲学・思想etc)]

1995年頃、J-Wave(FMラジオ:81.3)で「アクロスザビュー」という番組があり、毎週土曜日に、モーリー・ロバートソン氏がナビゲータをやっていた。
このモーリー氏は、いろんな意味でものすごく面白かった。
「自分の田舎の方言で先祖に対して感謝の言葉を言え」とか「今から俺のギターとセッションしろ」とか・・・。(リスナーも、夜中の1時に電話口で楽器を演奏するなよ)
くだらない(笑える)内容のときもあれば、とても興味深い内容のときもあった。
「コンピュータの歴史は戦争の歴史である」とか「韓国と北朝鮮の話」とか・・・。
そんな中、「スペルマ・ウォー」という話があった。確か、以下のような内容だったと思う。

 

英語の本で、「スペルマ・ウォー」(精子戦争)というのがあり、この本の中では、精子に様々な種類の精子がいると紹介されている。
例えば、普通の精子の他、頭が矢尻のように尖った精子はキラー・スペルマという殺し屋がいる。生殖目的の精子ではなく、自分が持つ遺伝子とは異なる遺伝子を持つ精子を見つけると、尖った頭を相手の核に突き刺し、毒を注入して殺す。
他にもガード・スペルマといって、他の精子が卵子への道を塞ぐ役割を持つ精子もいる。このように遺伝子と遺伝子が戦い、勝ち残った方が卵子と結ばれて、やがて赤ちゃんになる。
優れた遺伝子が世に残る仕組みが、ここにはある。

女性の体は、本能で強い遺伝子と卵子を結ばせようとする仕組みがある。それは、膣のネバネバした粘膜であったり、女性がエクスタシーを迎えた際に膣内が酸性になり弱い精子を殺したり・・・。
異なる遺伝子と競うことがなくても、険しい道を突き進み、何億という精子の中のたった一つの精子が卵子と結ばれる。精子と卵子が結ばれた結果、できた赤ちゃんは、生まれながらにして勝利者である。

さらに言うと・・・人間が猿やその他のホ乳類から進化してきたと仮定(あくまで、仮定ね。進化論を真っ向から否定する人もいるし)したとすると、何千・何万年との長い年月、勝利者と勝利者との連続、すでにチャンピオンなのである。
進化論が違ったとしても、あなたは先祖代々精子戦争が行われ、その勝利者たちが子孫となり、あなたが生まれた。
そう人間は、いや、あなたはチャンピオンなのである。

周りの環境が悪く自分の思い通りに行かないからくさってみたり、どうせ自分には無理だとやる前からあきらめてみたり、そういうことは問題ではない。あなたはチャンピオンなのだから。
心の底から純粋に願えば、それは叶う。あきらめることさえしなければ、必ず実現する。不可能なことなど何もないのだ。
あなたはチャンピオンなのだから。

 


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参明学士/PlaAri

250%楽しむ企画へTBありがとうございました^^
精子はチャンピオン!私もそう考えておりました。いきなり勝利者ですよね。そして人間社会は真のチャンピオン決定戦??
男はよりハイレベルな女に生殖しようとし、女は優秀な男と合体したくなる。そしてまたチャンピオンが生まれる…。単純な構図に見えますが、意外と真理に近いものはこういうシンプルな表現が出来るのかもしれませんね。
不思議だけど、道理に適っている気がしますもの。
こちらからもTBさせて頂きます~。
by 参明学士/PlaAri (2005-06-14 09:58) 

ago-waki

参明学士さん、コメント&トラックバックありがとうございます。

>男はよりハイレベルな女に生殖しようとし、女は優秀な男と合体したくなる。
>そしてまたチャンピオンが生まれる…。
これを浮気の理由にしてはいけないと思いますけどねー。理性と本能は別のところにあるんでしょうか・・・。
by ago-waki (2005-06-14 10:09) 

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