わたしから、あなたへ

けっこう難しい話を書きます。
いや、正確には、自分の意志で書いている、というよりは、何者かに書かされているのかも知れませんが・・・。
しかし、言葉というモノは、一番効率が悪い意思疎通手段に思えてなりません。
読み手のその時の状態により、幾通りにも解釈ができるからです。
イメージや感情がそのまま、相手に伝えられることができればイイのになぁ。

途中、論理が飛躍したり、語尾が統一されなくなったりして、読みづらいかもしれませんが、お時間がある方は暇つぶしに読んでやってくださいませ。

 

最初、世界（宇宙かな？）は、何もなかった。
いや、正確にいうと・・・「何か」しかなかった。
その「何か」は自分が何か知らない。自分の姿形も知らない。自分の大きさもしらない。自分に何ができるのかも知らない。
でも、何でも知っている。

ある時、「何か」は、自分自身を分裂してみた。
正確には、「何か」が、「何か以外」を知りたいがために、分裂したいと考え、自分自身が分裂した。
これにより、「何か」と「何か以外」と「『何か』と『何か以外』以外（もっと分かりやすく書くと「『何か』と『何か以外』以外の空間」かな？）ができた。
これで、「何か」は、「何か」以外が存在することを知った。

この「何か」は、その後、想像力豊かに創造を行った。
一次元、二次元、三次元、四次元、五次元・・・次元に代表されるように世界を縦横無尽に創造した。
これが、俗に言う「宇宙開びゃく」とか「ビッグバン」だとか言われているコトだと思います。

もちろん、この「何か」の想像による創造は、「何か」自身が分裂して行われていることです。だから、世の中全てのモノが、元は「何か」なのです。
宇宙、銀河、恒星、惑星、塵、土、風、雲、水、火、動植物・・・あらゆるモノというモノが創造されました。
これが、俗に言う「天地創造」なんじゃないかと思います。

「何か」は、まだ物足りなさを感じていました。
これだけ多くのモノを創造したにも関わらず、自分自身でそれを体験できないということを知っていたから。
そこで「何か」は、さらに分裂を繰り返しました。
そして、自分自身で創造したモノを体験できるモノの中へと入っていきました。
これが、「霊魂」とか「魂」というモノだと思います。
・・・既存の宗教での例えが思いつかないですねぇ。なんだろう？
土くれからアダムが創られたとか、アダムのあばら骨からイブが創られたとか、そんな感じなのかなぁ。

地球では・・・
そのとき一番進化した霊長類の中に入ったのでしょう。きっと猿ですね。
そのことにより、この猿は、ほかの猿とは違う進化を遂げた。
きっと、これが人間（地球人）の進化のミッシング・リンクなんだと思います。
猿→猿人→原人→アウストラロピテクス→ネアンデルタール→ホモ・サピエンス（人）と進化する過程で、どうしても未だに発掘されていないモノがあるそうです。それが、ミッシング･リンクらしいのですが、きっと、地球外部からの何かによって引き起こされた突然変異だと思うんですよね。
だから、分裂した「何か」が当時最高に進化した霊長類の中に「魂」として入ったことで、突然変異というか、急激な進化というものをしたのだと思います。

このほかにも、惑星や銀河など大きなモノに宿る「何かから分裂したモノ」もいると思います。
きっと、ほかの「分裂したモノ」には経験できないことを、経験したいと願った結果なのでしょう。
だから、自然現象や動植物など、様々なモノで人間以外のものにも魂（何かから分裂したモノ）があると思います。そこから発祥したのが、日本の神道なのではないでしょうか。

また、人間に宿る場合でも、「生まれてすぐ死ぬ子ども」の経験、「産んだ子供がすぐ死んでしまう親」の経験、「殺人を犯し罪に苛まれる」経験、「自殺する」経験、「誰かの上に立ち指導する」経験、「誰かに指示されないと動けない」経験など、本当にさまざまな経験を得るために人間に宿った「何かから分裂したモノ」もいると思います。

「何か」の分身とも言える人間。
いや、全世界、全宇宙、ありとあらゆるモノを構成しているのは、この「何か」なんですよ。きっと。おそらく。
人間になったことにより、分裂した「何か」は、自分が創造したモノを体験できる。
頬を撫ぜる風、神々しく眩しい日の出、神秘的な月、雨上がりの土の匂い、美しく甘い香りを出す花々・・・
しかし、これでも「何か」は満足しなかった。
なぜなら、例えば「美しい」と感じる感覚。
これは、「美しい」という尺度が必要となる。そう、「美しくないモノ」や「まあまあ美しいモノ」がなければ、「とびっきり美しいモノ」を見ても、それが本当に「とびっきり美しいモノ」なのかどうかさえ知ることができない。
感覚とは相対的なモノである。

そこで「何か」は、ありとあらゆるモノに対して、相対的なモノを創造した。
汚い、臭い、寒さ、悔しさ、空腹感、絶望感、嫉妬、空しさ、苦しさ、ツラさ、辛さ、ニガさ、無関心、保身、卑しさ、高慢、下心、満たされない欲望・・・
これにより、人間となった分裂した「何か」たちは、本当に「何か」自身が分裂により創造したモノの素晴らしさを体験できた。
それが、現在なのだと思います。

さて、長々と書きました。
いままで「何か」と表現してきたものは、きっと既存の宗教で例えるなら、「アルファでありオメガである唯一神」とか「アラー神」とか・・・神道だと「天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）」になるのかなぁ？

ここまで書いたら、わたしが何を言いたいのか（書きたいのか）わかりますかねぇ？
そう、「人間は創造主から創られた」という表現は正しくないんです。
「創造主が分裂して人間を創られた」という表現の方が正しいと思います。
と、いうことは・・・人間は生まれながらにして神（宗教が違うと仏）である、ということですよね。
きっと、人間は生まれながらにして、世の中のありとあらゆることを知っているんだと思います。でも、煩悩などマイナスな思考により、それが曇って見えない。
それが現在を生きている人間（地球人）なのではないでしょうか。
マイナス思考などを排除し、心に曇りがなくなったとき、悟りの境地に至るのでしょう。
一心不乱にお経を唱えるも良し、滝に打たれたりして身を清めるも良し、山に籠もるのも良し、東の方に向かって跪いて（ひざまずいて）礼拝するも良し、座禅を組み瞑そうするも良し・・・
すべて悟りに至る道（あるいは創造主に触れる道）なのでしょう。

以前、このブログで「チャンピオンのあなたへ」（http://blog.so-net.ne.jp/ago-waki/2005-03-30-1参照）という記事を書きました。
あの内容と、今回のこの記事を併せることで、人間は生まれながらにして素晴らしい存在なのであるということ、ただそこに居るだけでも素晴らしく愛おしい存在なのであるということが解って頂けると思います。

今生（現世）に生を受けるにあたり、何億、何千万という精子同士の戦争（スペルマ・ウォーズ）に勝ち残り、何億、何千万分の一という確立で卵子と受精した。
それだけでも、充分にすごいことだと思いますよ。
それに、それだけじゃない。
人間というのは、創造主の分裂である魂を持っている、ということ。
そう、あなたは神なのです。神性（宗教が違うと仏性）が、備わっているのです。
そう考えると、人間に不可能はないと思えてくるのではないでしょうか。

「生まれが悪い」「学校や職場の環境が悪い」「どうせ他人には解ってもらえない」「どうせ自分にはできやしない」
そんなことはないんです。
あなたは、生まれながらにしてチャンピオン（精子戦争の勝利者）であり、創造主の分裂である魂を持っているのですから。
自分自身の中に創造主の分裂である「魂」（あるいは潜在意識）があり、そこへアクセスすることを試みてみましょう。
具体的には・・・
何かをするとき、何かを選択するとき、自分自身に問いかけましょう。「自分だけが得をするコト」をする／選ぶのではなく、「他の人が、みんなが得をするコト」をする／選ぶことを心がけましょう。
静かな場所で、静かな時間に、自分が好きな格好で、自分自身に問いかけましょう。
「自分が何者なのか？」ではなく、「自分が何を成したいのか？」を。
そうすれば、自ずと道は開けてくると思います。

よく三位一体という言葉を耳にしますが・・・
キリスト教では、父なる神・子なる神（イエス・キリスト）・聖霊を表しているそうです。
仏教では、仏・法・僧を表しているそうです。
でも、わたしは、肉体・精神・霊魂なのだと思います。
人間は、三次元的な肉体を持ち、相対的判断をする精神（自分なりの善悪の尺度）を持ち、目では見ることができない創造主の分裂が肉体に入っているのです。きっと。おそらく。
これが、本当の三位一体だと思います。
この三つ（肉体・精神・霊魂）のバランスを保つことも大切なのでしょうね。
どうやって、この三つのバランスを保つのかって？
それは、この記事を読んできた人たちであれば、すでにご理解頂いていると思います。
答えは、あなた自身の中にあります。

うつ病などの精神的な病気で苦しんでいる人がこのブログ記事を読むことで、元気づけられたり、勇気づけられたり・・・そんなことがあったら、とても嬉しいと思います。