わたしの恋愛10年物語(5) [GBA2005エッセイ]
これ以降、彼女の部屋やわたしの部屋で遊ぶ時には、大抵いろいろ話をし終わった後には、じゃれ合ってキスをしたり、彼女のオッパイを揉んだりするようになっていきました。
同じ高校に、あの中学2年生の頃に仲良くなったエイジもいました。
どうやら、この高校のバレーボール部は人数が少なく、特に1年生はエイジ1人だけでした。
「頼むよ~。一緒にバレーボールしよーぜ~。なまら楽しいって、絶対。」
エイジに誘われて、少し悩んだ結果、わたしはバレーボール部に入部することにしました。
バレーボール部に入部したことにより、放課後はナホコと一緒に帰ることが少なくなってしまいましたが、同じクラスにいるので、授業中でも休み時間でも、二人だけの時間の密度は、より濃いモノになっていきました。
教室の中で、わたしの膝の上にナホコが座りながら会話をしたり、カーテンの裏に隠れてこっそりキスをしてみたり・・・。
バレーボール部の練習が休みの日には、ナホコかわたしの家に行き、キスをしたりオッパイを揉んだりしていました。
もちろん、そんなエッチなことばかりしていたわけではなく、公園や街中へ出てのデートもしていましたよ。健全な高校生の付き合いってやつですよ。きっと。たぶんね。
そんな中、バレーボール部の顧問は厳しく、練習量も多くて、帰りが遅くなることが多々ありました。
でも、わたしは顧問や先輩から教わったことをどんどん吸収していき、メキメキと上達していって、わたしの中でバレーボールが面白いことになっていました。
アタックの練習中に、あの厳しい顧問から「こいつを見ろ! 流れないでアタック打てているだろっ」と言われたこともありました。あれは嬉しかったですねぇ。
バレーボールの上達が嬉しくって、バレーボールに夢中になっていきましたよ。
練習量が他の部活に比べると異常に多いので、体の疲労がひどくて、平日はナホコと一緒に下校することが減っていき、体育館が使えなくて筋肉トレーニングしかできないために、早めに部活が終わる日や部活が休みの日にはナホコと会うというように、今までナホコ中心にした付き合いだったが、次第にバレーボール部の部活動を中心とした付き合いになっていきました。
わたしは、けっこう誰とでも話せたり、すぐに仲良くなったり、コミュニケーション能力が高いんですよね。この能力は、社会人になってからも活躍してくれていますけどね。
・・・でも、付き合っている彼女が同じクラスにいる場合は、かならずしもこの能力が良い方向にいくことはないんです。
席替えなどで、隣の席になった女子生徒とは、かならずと言って良いほど仲良くなるんですよ。授業中でも、先生の話をそっちのけで会話を楽しんだりするんですね。
そんなわたしの姿がイヤだったらしく、ナホコはたまに、わたしに対して「あまり隣の席の女子と仲良くしないでぇ。見ていると嫉妬しちゃうの。」と言ってきました。
それ以降は、少しだけ気を付けながら、隣の席の女子生徒と仲良くしゃべるようにしました。だって、女子生徒としゃべるのって、楽しいんだもんねぇ。彼女がいようが、関係ないもんだから、しかたがないよー。
こんなわたしは、軟派な男なんでしょうかねぇ。でもしょうがない。しゃべるのが好きなんだから。
<続く>
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