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わたしの恋愛10年物語(7) [GBA2005エッセイ]

そして・・・夏休みは、バレーボール部の合宿に参加したため、ナホコと会う日が少なくなったちゃう。
その後は、部活をしながら、部活の休みの日にはナホコと過ごしていました。

そんな中、事件が起こったのです。
高1の冬、朝起きて顔を洗おうと腰をかがめると腰に激しい痛みを感じました。あまりの痛さで、満足に動けない。
立ったままの姿勢で靴下が履けない。
近所の整形外科へ行ったら、「軽い椎間板ヘルニア」と言われ、約1ヶ月の運動禁止を診断されましたよ。

バレーボール部の友達に「ヘルニアになっちゃった」と告げたところ、「おまえ、30分も腰振っていたからじゃねぇ~のか?」なんて、ちゃかされたりもしました。

わたしの父親は激怒しました。
「ガキのくせに腰痛だと!? そんな腰を痛めるような部活なんて、辞めてしまえ!」退部するかどうか揺らぐ心。痛む腰。
最も痛いときは、本当に寝たままで動けず、寝返りをうつことさえ痛くてできなかったんですよ。
腰って、「体」の「要」と書くくらいだから、本当に重要な部分なんですねぇ。このとき、本当に心のそこから「腰って大事なんだ」と思いましたよ。
でも退部しきれず、バレーボール部の名簿に名前を連ねるだけの部員になりました。
体育の授業も見学。部活も参加せず、放課後はまっすぐ帰宅。腰の痛さに負けて、ナホコとのSEXもできず・・・つらい日々でしたねぇ。

この腰の痛さって、他人には分かってもらえないから、部活をさぼる口実にしているんじゃないかって、バレーボール部の先輩に思われたりしたり・・・

 

そんな中、放課後にナホコから呼び出されました。教室のカーテンに隠れて、二人だけでの密会。
「わたしたち、別れない?」
それが、彼女の第一声でした。突然の別れ話ですよ。
ナホコは泣きながら、「わたしが隣の席の女子生徒と仲良くしゃべっているのを見ていられなくて、嫉妬してしまうこと」などを理由に別れ話をしてきました。

わたしは結構冷めた人間なので、相手がわたしに対して好意を持っていないのであれば、あっさりと別れることができるんですよ。
だけど、このときだけは、ナホコの涙に誘われ、感情が高ぶり、一緒に涙を流しました。

 

<続く>


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