わたしの恋愛10年物語(11) [GBA2005エッセイ]
そんなある日、同じクラスのカオリのブリッ子ぶりに少し惹かれていることに気が付きました。
なにかにつけて、カオリはわたしにちょっかいを出してくるんですよね。
まぁ、わたしもカオリのブリッ子ぶりが好きで、わたしの方からもちょっかいを出したりしていましたけどね。
高2の修学旅行は奈良・京都を巡って、最終日は東京ディズニーランドで1日自由行動だったんですよ。
そのときは、彼女であるイクコと二人で、スターツアーズに乗ったり、ホーンテッドマンションに入ったり・・・
ホーンテッドマンションの暗闇に乗じて、こっそりイクコとキスをしたりしていましたよ。ほんとエロいですよねぇー、わたしってば。
その日の夜、パレードを見終わった後、生徒全員が一カ所に整列させらました。
そのとき、カオリがわたしに「写真撮ろうよ」と言ってきて、二人だけで写真をとりました。
なんとも思っていない異性の生徒と二人っきりで写真を撮ったりしないですよねぇ。
なんか、「こいつ、おれのこと好きなんだろうな」なんて思い上がっていたりしましたよ。
高2のいつ頃だったかは忘れてしまいましたが、授業中に、わたしの後の席がカオリだったんですよ。そのとき、いきなりカオリがわたしに話しかけてきたんですよ。
「なんで、人間って、男と女がいるの?」
「なんで、人間ってヒトのことを好きになるの?」
「なんで、○○(わたしの苗字)って、そんなに格好良いの?」
この一言で、わたしの心はカオリに一直線でしたね。
簡単だなぁ~、わたしって(笑)
高3になって、またクラス替えがあって、イクコとは同じクラスになれませんでしたが、カオリとは同じクラスでした。
これは・・・何かあるのかなぁ? と思ったわたし。
イクコと一緒にいることを億劫に感じ始めていたし、カオリのことが好きで好きで、どうしようもない感じだったんですよ。
思い切って、高3になったばかりの日に、イクコを呼び出して別れを告げました。
<続く>
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