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わたしの恋愛10年物語(最終回) [GBA2005エッセイ]

このころ、彼女の月の使者が2ヶ月くらい来なかったんですよ。
もし子どもが宿っているとしたら、男としての責任を取って、彼女とヨリを戻して結婚しようと考えていました。

結果は・・・ただの生理不順だったんですけどね。
わたしが突然、彼女に対して別れを持ち出したために与えたストレスが原因だったみたいです。

その結果を彼女が電話で連絡してくれたとき、わたしは彼女とヨリを戻すことを心に決めて、部屋に呼びました。
そして彼女の気持ちを確認したうえで、ヨリを戻したんです。
その後は、週末になると、彼女がわたしの部屋へ通うようになり、「通い婚」みたいな状態になりました。
それが数ヶ月続いた後、彼女から「結婚するのか、しないのか、はっきりして」と言われました。
わたしは、少しの間をおいたけど、「うん、結婚しよう」と答えました。
こうして、彼女は現在の妻となったのです。

めでたし、めでたし。
いや~、約10年を駆け足で書いてきましたけど・・・

・・・本当に妻には、苦労をかけましたねぇ。
付き合って同棲した頃もそうだったし、突然別れ話を持ち出して相当なストレスを与えてしまったし・・・
高校時代に7股かけられた過去があったりするからこそ、女性に対して完全に信頼できなかったりして、妻には彼女であったころから、大変な思いをさせていたと思い、反省していますよ。
かつては「24時間はオレのもの」とか豪語していた男で、じぶん一人で何でもやって、一人で生きていけるって信じ切っていましたし・・・。

結婚してからも、わたしがうつ病になったりしたし・・・
まぁ、うつ病は妻の方が先になったんですけどね。
いまは夫婦二人仲良く、うつ病闘病中だったりするんですよ。
精神状態は、わたしの方がけっこう上向きの状態で安定しているのかな? いや、波もまだあるからなぁ。
妻は、やや低いところで安定しているんですけどね。
でも、最近は自ら進んで家事をやるようになったし・・・
これからも、二人で、一緒に、ゆっくりと、しっかりと、確実に、うつ病を治して、これからも仲良く、末永く、暮らしていくことでしょうね。

 

<了>


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