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わたしの恋愛10年物語(最終回) [GBA2005エッセイ]

このころ、彼女の月の使者が2ヶ月くらい来なかったんですよ。
もし子どもが宿っているとしたら、男としての責任を取って、彼女とヨリを戻して結婚しようと考えていました。

結果は・・・ただの生理不順だったんですけどね。
わたしが突然、彼女に対して別れを持ち出したために与えたストレスが原因だったみたいです。

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わたしの恋愛10年物語(18) [GBA2005エッセイ]

同棲してみたら、相手のイイ部分もイヤな部分も全部見えるんですよね。
その全てを受け入れないと、育った環境や習慣が異なる人間が、一つ屋根の下で一緒に暮らすことなんてできないんですよ。
でも、当時のわたしには、そんな器量がなかったんでしょうね。
細かいことが気になって、彼女のイヤな部分ばかりが目について、それが積み重なっていって・・・同棲してから1年半で、わたしから別れ話を持ち出しました。
彼女はそれでも、わたしのことを好きでいてくれました。

彼女の父親から電話があり、「なぜ別れるんだ?」と別れの原因を確認がありました。最終的には、「お前達がそう決めたのであれば、オレは何も言わない」と言っていたような記憶があります。

別れたのだから、二人は別々に暮らさなければならない。
お互い、引っ越し先を探しました。わたしは、現在住んでいる足立区にしました。なんていったって、家賃が安いんですよ。東京都23区のくせして。
まぁ、荒川よりも北に位置している時点で、もう23区じゃないと思うんですけどね(笑)
そして、彼女は彼女自身の実家の近くに部屋を借りました。

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わたしの恋愛10年物語(17) [GBA2005エッセイ]

そうしたら・・・ある一人の営業(デブちんなんで、スーツのスラックスの内股が擦れちゃっている男)が、わたしに声をかけてきたんですよ。
「お前の技術を活かせるところがあるぞ」って。

行った先は・・・某企業情報調査会社でした。
まぁ、企業情報調査会社と言ってしまえば、東京だと・・・
帝○デー○バ○クか、東京商○リ○ーチくらいしかないんですけどね。

そこの情報システム部門の一員として、サーバ管理やらネットワーク管理、そして資材調達・導入・保守までやっていました。
「長くても半年くらいすれば、代わりの要員を手配するから、それまでの間、お前が繋いでおいてくれ」と、担当営業に言われて、しぶしぶ仕事していたんですけどね。
まぁ、結局、代わりの要員を手配してくれるワケもなく、わたしはこの企業で、3年半もの間、ず~っとサーバやらネットワークの管理をすることになったのです。
そこで知り合ったのが、同じTランスCスモスからわたしとは別の業務(オペレータ)でやってきていた現在の妻ですね。

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わたしの恋愛10年物語(16) [GBA2005エッセイ]

わたしが常駐していた某新聞社の仕事が、システムのバージョンアップを機にオペレータが不要になり、引き上げになったのです。
その際、わたしは会社の本社に配属になりました。
何をどうやっていいのか、よく分からない、本当に右も左も分からない状態でした。

ちょうど世間では、Windows95が大々的に宣伝され、発売されていた頃ですかねぇ。
わたしは、とりあえず、本社の営業やマネージャたちが個人所有のMacintoshをすべて持ち帰らせて、ORIXレンテックからWindowsPCをレンタルして、どんどん導入しました。
最初は2人に1台くらいの割合でしたが、段階的にWindowsPCを導入していったので、最終的には一人1台割当たるようになりました。
そして、部門用にWindowsNT Server4.0を立ち上げ、部門のファイルサーバ兼ドメインコントローラとして設定しました。
管理課の人々の協力で、なんとかWindowsPCレンタルの決裁を書いて、直接常務を説得して、決裁を通しましたからねぇ。

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わたしの恋愛10年物語(15) [GBA2005エッセイ]

ヒロミに別れ際に言われた「もっと普通の恋愛がしたかった」という言葉が、ずーっと胸に刺さったまま、わたしは一人の時間を過ごしていました。
いまになって思えば、生チチくらい揉んでおけば良かったかなぁ?なんて思ったりもします。(笑)
冷めた人間ですねぇ、わたしってば。

数ヶ月後だったかなぁ? ヒロミから「最近、何してる?」みたいな電話があったんですけどね。そのときも、「あー」とか「うん」とか、そっけない対応していました。
だって、もう彼女じゃないんだもん。
なんか、新しい職場の倉庫で男性に迫られたとか、そんな内容だったと思いますけど、わたしの反応は冷めたものでした。「ふ~ん」とか「へー」とか。
それ以降、ヒロミからの電話はなくなりましたね。
そりゃーそうですよね。わかってますよ、わかっていますってば。

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わたしの恋愛10年物語(14) [GBA2005エッセイ]

わたしの住んでいた会社の独身寮に、ヒロミを連れ込んだこともありました。
あのときは、ものすごくドキドキしましたよ。
会社の規則では、独身寮への女性入室は厳禁でしたし。
ルールを破っているというドキドキ感と、ヒロミを自分の部屋に連れ込んで二人きりでいる状態にドキドキしていたのと、両方でしたね。

わたしが当時住んでた独身寮は、埼玉県の戸田公園(戸田市)にあって、結構新しくて、キレイな感じのワンルームの寮でした。
ベッドが電動で上下するんですよ。寝ないときは、ベッドを天上の高さまで上げておけば、その下のスペースを有効活用できるんですよね。
床はフローリングだったし、ユニットバスだったし、けっこう新しくて、ちょっぴりモダンな感じでした。
だって、その前に住んでいた神奈川県川崎市の武蔵小杉にあった独身寮は、マンガ「めぞん一刻」に出てくるボロアパートみたいでしたからねぇ。

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わたしの恋愛10年物語(13) [GBA2005エッセイ]

そんな女性社員ばかりの中に男がぽつんと置かれると、異性として見られないみたいな感じでしたね。
普通に会話で「昨日さぁ~、彼氏とやりすぎちゃってぇ~、腰が痛いんだよねぇ」とか、「○○(わたしの苗字)くんさぁ~、ちょっと肩揉んでくれるぅ?」とか。
ある女性社員なんか、椅子に座ったままで、あちこち移動するとき、制服のスカートが短いから魅惑のデルタ地帯がチラチラと見えるんですよね。
もう、たのむから、男性がいることを意識してくれいっ! と思う職場でした。

そんな職場では、同期の女子社員でヒロミという、ちょっと天然が入ったような、ブリッ子ちゃんがいました。
顔は・・・フジテレビ女子アナウンサーの小島奈津子に似ていました。
男という生き物はブリッ子ちゃんや、天然ちゃんとか、不思議ちゃんに弱いんでしょうか。
たまたま会社帰りが一緒だったら、「家の前まで送っていってよぉ」と言ってきたり。
わたしのコートの袖を引っ張りながら、ダダをこねてみたり。

わたしは、そんなヒロミに惹かれていきました。
表面上は、「面倒くせぇ」みたいなポーズを取りつつも・・・。

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わたしの恋愛10年物語(12) [GBA2005エッセイ]

イクコに別れを告げた日の夕方、家に電話がかかってきました。
もちろん、相手はイクコです。
泣きながら「ねぇ、お願い。わたしのところに戻ってきてぇ。」と言ってきました。
「いや、もうそれはできない。」とわたし。

「なんで? なんでダメなの?」とイクコ。
「いや、別にどこもダメじゃないけど・・・。」
「じゃあ、戻ってきてぇ。」
「・・・いや、ダメだ。それはできない。」
「何がダメなの? 教えて。ダメなところは、直すからぁ。」
「・・・・・・」

しばらくの沈黙。

「なんか、もう疲れたんだよ。イクコと付き合っているのが。」とわたし。
「どうしてぇ? どうすればいいのぉ?」とイクコ。

だんだん面倒くさくなってきて・・・

「いや、もういいや。本当のことを言うよ。おれ・・・別に好きな人ができたんだ。だから、これ以上、イクコとは付き合えない。」
そう言って、電話を切りました。
2時間くらいの電話でしたよ。ホントに疲れましたよー。

まぁ、別れた理由は、別に付き合っているのが面倒になっただけではなかったんですけどね。
長々と説明するのが面倒くさかったので、とりあえず「他に好きな人ができた」ということにしておきました。
高校3年生にもなれば、大学へ進学するのか、就職するのか、選択する時期になります。

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わたしの恋愛10年物語(11) [GBA2005エッセイ]

そんなある日、同じクラスのカオリのブリッ子ぶりに少し惹かれていることに気が付きました。
なにかにつけて、カオリはわたしにちょっかいを出してくるんですよね。
まぁ、わたしもカオリのブリッ子ぶりが好きで、わたしの方からもちょっかいを出したりしていましたけどね。

高2の修学旅行は奈良・京都を巡って、最終日は東京ディズニーランドで1日自由行動だったんですよ。
そのときは、彼女であるイクコと二人で、スターツアーズに乗ったり、ホーンテッドマンションに入ったり・・・
ホーンテッドマンションの暗闇に乗じて、こっそりイクコとキスをしたりしていましたよ。ほんとエロいですよねぇー、わたしってば。

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わたしの恋愛10年物語(10) [GBA2005エッセイ]

高2になり、クラス替えがあって、同じクラスで、学年的アイドルのアサミに一目惚れしました。
彼女とすれ違うだけで良い香りがするし、笑顔も可愛いし、背も小さくて、めんこいんですよ。
みんなからは「アーシャン」と呼ばれていましたね。

その一方で、女子バスケットボール部のイクコと仲良くなりました。
屈託のない笑顔。同じ体育会系の部活をやっていることもあり、話が合うんですよね。
わたしとイクコは毎日、話す仲になっていきました。

が、わたしはナホコとのこともあり、女子を好きなることはないと思っていました。
しかし、次第にイクコに惹かれていくのが分かるんですよ。

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わたしの恋愛10年物語(9) [GBA2005エッセイ]

それから数ヶ月後。
バレーボール部員のたまり場になっていた、わたしの部屋。
ツヨシが、パワフルプロ野球をしながら、わたしに向かって「お前、怒るなよ」と言ってきました。
ツヨシの顔だけは、ゲームの画面を向いたままでした。
「お前、あいつと別れて正解だったよ」とツヨシ。
「え? なんで?」
「だって、あいつ、お前以外と6人の男と付き合っていたんだってよ」

衝撃のあまり、口があんぐりと開いたまま、呆然としましたよ。
いろいろなことが頭の中をぐるぐると回りました。

ドキドキしながら告白したこと、初めてデートしたこと、初めての誕生日プレゼントを買ってあげたこと、初めてキスをしたこと、初めて公園のベンチでオッパイを揉んだこと、初めてナホコと一体になったこと・・・
ナホコのあの笑顔。そして、わたしの指技で気持ちよさそうな顔をしていたナホコ・・・。

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わたしの恋愛10年物語(8) [GBA2005エッセイ]

別れる理由には、確かわたしがバレーボール部の活動ばかりしていて、あまり会えていないというのもあったような記憶があります。
んなこと言ったって、バレーボール部の顧問は、怖くて有名な先生なんだから、マジメに部活動をしないと、ビンタされたり蹴られたりするんだから・・・。
そりゃー、彼女よりも部活動を優先するでしょうよ。

二人で話し合った結果、別れるけれども、友達として付き合いましょう、ということになりました。

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わたしの恋愛10年物語(7) [GBA2005エッセイ]

そして・・・夏休みは、バレーボール部の合宿に参加したため、ナホコと会う日が少なくなったちゃう。
その後は、部活をしながら、部活の休みの日にはナホコと過ごしていました。

そんな中、事件が起こったのです。
高1の冬、朝起きて顔を洗おうと腰をかがめると腰に激しい痛みを感じました。あまりの痛さで、満足に動けない。
立ったままの姿勢で靴下が履けない。
近所の整形外科へ行ったら、「軽い椎間板ヘルニア」と言われ、約1ヶ月の運動禁止を診断されましたよ。

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わたしの恋愛10年物語(6) [GBA2005エッセイ]

高校1年生の夏休み前くらいだったかなぁ?
わたしの部屋で、ナホコと二人っきりで、濃厚なキスをして、丁寧にしつこいくらいにオッパイを揉んで、とうとう彼女のパンティ中にわたしの左手が入り込みました。
生い茂った茂みをかき分けて、わたしの左手の中指が、濡れたナホコの大陰唇を捉えました。中指の第二関節を上下させるだけで、ナホコの大陰唇からビチョビチョとかグチョグチョとか、イヤらしい音が聞こえてきました。
わたしの指の動きに合わせるかのように、ナホコの唇からはため息にも似た喘ぎ声がこぼれていました。
そして、さらに中指は這うように進んでいき、大陰唇の上の方にシコリがあることを発見したんです。おお! これは、噂に聞いた、クリトリスかぁ?
そう思ったわたしは、そのシコリを集中的に左手の中指の腹を使って撫で回しました。
下の階や隣の部屋にいるわたしの家族に聞こえてしまわないように堪えていた喘ぎ声が、少し大きくなったり、声がこぼれる間隔が早くなったりしました。
「おれの指技で、ナホコが感じてくれている」
そう考えただけで嬉しかった。
さて、いよいよ挿入です。
格好良く言うのであれば、「ランデブー・ドッキング」ってヤツですよ。

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わたしの恋愛10年物語(5) [GBA2005エッセイ]

これ以降、彼女の部屋やわたしの部屋で遊ぶ時には、大抵いろいろ話をし終わった後には、じゃれ合ってキスをしたり、彼女のオッパイを揉んだりするようになっていきました。

同じ高校に、あの中学2年生の頃に仲良くなったエイジもいました。
どうやら、この高校のバレーボール部は人数が少なく、特に1年生はエイジ1人だけでした。
「頼むよ~。一緒にバレーボールしよーぜ~。なまら楽しいって、絶対。」
エイジに誘われて、少し悩んだ結果、わたしはバレーボール部に入部することにしました。
バレーボール部に入部したことにより、放課後はナホコと一緒に帰ることが少なくなってしまいましたが、同じクラスにいるので、授業中でも休み時間でも、二人だけの時間の密度は、より濃いモノになっていきました。
教室の中で、わたしの膝の上にナホコが座りながら会話をしたり、カーテンの裏に隠れてこっそりキスをしてみたり・・・。
バレーボール部の練習が休みの日には、ナホコかわたしの家に行き、キスをしたりオッパイを揉んだりしていました。
もちろん、そんなエッチなことばかりしていたわけではなく、公園や街中へ出てのデートもしていましたよ。健全な高校生の付き合いってやつですよ。きっと。たぶんね。

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わたしの恋愛10年物語(4) [GBA2005エッセイ]

そんな二人の仲は、あっと言う間にクラス中に知れ渡ることになり、クラスでも公認のカップルになっていました。
高校生になって、二人の間に何か変化があったのか?
ひとつあげるとするならば、わたしがナホコのオッパイを揉むようになったことでしょう。中学3年生の頃にキスをしていたのですから、その先、することと言えば・・・次第にすることが進展していく、という流れですからねぇ。
その流れというか、勢いに乗って、わたしは彼女のオッパイを揉みました。
しかも、住宅街に囲まれた公園のベンチで。
最初は、わたしも遠慮がちに制服の上からナホコのオッパイを揉んでみましたが、制服の上からだと、どのくらいの力加減で揉んでいいのかわからないんですよね。
わたしには特技がありまして、洋服を着ていても女性のチクビの位置を正確に当てることができるんですよ。
だから、ナホコのオッパイも的確な位置から揉んでいたと思っていたんですけど・・・。

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わたしの恋愛10年物語(3) [GBA2005エッセイ]

いつ頃だったかなぁ・・・中学3年生の修学旅行の前後くらいだったと思うんですけど・・・公園でいつものようにデートしていて、ベンチに肩を並べて座っていたときに、勇気を出して言った言葉。
「キスしていい?」
「そんなことは聞かないでよ」とナホコ。
でも、目をつぶって、わたしがキスすることを待っていた。
こうして、わたしのファーストキスが見事に実行されたのです。
・・・ん? 実行という表現でいいのかな? 成就という表現の方が的確なのかな?
まぁ、どっちでもいいや。
とにかく、これが、わたしとナホコとの間での、初めてのキスだったんですよ。
どんな味だったかとか、そんなのもう忘れちゃっていますけど、ナホコの唇が柔らかかったことだけは覚えていますよ。

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わたしの恋愛10年物語(2) [GBA2005エッセイ]

中学3年生になり、クラス替えがありました。
わたしはナホコとは同じクラスにはなれませんでした。

新しいクラスでは、出席番号がわたしのすぐ前の男子生徒であるツトムと仲良くなりました。
彼にも、わたしのナホコに対する熱い想いを打ち明けました。
彼は当時ナホコと同じクラスの女子生徒と付き合っていて、しかも彼女がナホコと友達だったのです。
「もう、言っちゃえよ。『好きです』って告白しちゃえよ。」とツトム。
「ええぇぇ~、そんな度胸あるわけねぇべやぁ~」とわたし。
「おれの彼女にナホコを連れ出してきてもらうから、そこへ行ってナホコに告白しろっ」もう、こうなったら勢いしかない。
わたしは、ナホコに中学2年生から今までの熱い想いを、彼女へ伝える決心をしました。放課後になったら、中学校の1階の階段の影になっている場所に、ツトムの彼女がナホコを連れてきて、わたしがそこへ行き、ナホコに告白する、という段取りでした。

わたしが、ツトムに言われた通りに1階の階段の影になっている場所に行くと、すでにナホコが待っていました。
後を振り向くと、ツトムと彼の彼女がこちらの様子をうかがうように、柱の影からこちらを覗いていました。
胸がドキドキして、息がハァハァして、口の中がカラカラに渇いて・・・。
とりあえず、この想いを彼女に伝えなくっちゃ。
「あ~っと・・・中2の頃から好きだっただよね。それでさぁ・・・おれと、付き合ってくれない?」
勇気を振り絞った台詞が、これですよ。・・・もうちょっと、1年間片思いしていたんだから、告白の台詞も考えておくべきだったんですよねー。

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わたしの恋愛10年物語(1) [GBA2005エッセイ]

10年をめぐる、わたしの恋愛物語について書きたいと思います。

まず、中学2年生のとき、初めて会ったナホコに一目惚れしました。
あれは確か、わたしの前に座っていた男子生徒が「可愛いぃ、可愛いぃ、ナホコさ~ん。ティッシュちょ~だいっ」と言っていたのを聞いて、彼の見つめる先にいたナホコを見たときでした。
「ナホコ」と呼ばれた彼女は、その男子生徒に笑顔でティッシュを渡していました。その笑顔を見た時、「なまら、めんこいべやぁ」と思ったのです。
もう、あの笑顔を見るためなら、何をしてもいい。
それほど、可愛い笑顔だったんです。
それ以来、わたしの心の中には、笑顔のナホコでいっぱいでした。いつもナホコのことばかりを考えていました。
ことある毎に、彼女が座っている席の方を見たり、彼女の笑顔を眺めていたり・・・。このわたしの中の熱い想いは、友達に打ち明けることはあっても、彼女に伝わることはありませんでした。
まぁ、中には口の軽い友達がいて、いつの間にか、クラスの全員が知ることになるのですが・・・。

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