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新耳袋 第十夜 [漫画・本・雑誌]

まだまだ暑い夜が続きますなぁ。
寝苦しくって、エアコンつけっ放しだったりするんですよねー。
冷房病に気をつけろっ!

さてさて、寝苦しくて暑苦しい夜を吹っ飛ばすのが、この本です。
そう、新耳袋。
これは、現代の幽霊話、狐狸に化かされた話、奇妙な話など、いろいろな怪異が1冊にまとめられた本です。全部で99話が収録されており、このシリーズは、第一夜からこの最終巻である第十夜までの全10冊が出版されています。
よく「怪談話を一晩で100話すると、怪異が起こる」という百物語がありますけど、この本も、それです。99話しか収録されていませんけど、百物語なんです。
それはなぜ?
・・・それは、この新耳袋シリーズのどれか1冊を、一晩で完読すればわかりますよ。

新耳袋―現代百物語〈第10夜〉

新耳袋―現代百物語〈第10夜〉

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/06/17
  • 著者: 木原 浩勝、中山 市朗


でも・・・今回の新耳袋は、それほど怖くないんです。なんだか笑っちゃう話が多いような気がしますねぇ。おばあちゃんの枕元に立とうとしたら、間違えて向かいの家の奥さんの枕元に立ってしまったおじいちゃんの霊の話とか・・・狸が掛け軸に化けて、伸びに伸びて人を驚かす話とか・・・。 わたしは、今までに出版された、このメディアファクトリーの新耳袋シリーズをすべて購入して読みましたけど・・・一番怖かったシリーズは・・・第二夜でした。 何故かはわからないんですけど、読んでいる最中、自分の背後が気になったり、自分一人しかいないはずの部屋に他人の気配がしたり、音に敏感になり(冷蔵庫の「ブゥオォォン」という音にビクッとしたり)、視界の端が気になったり、何か部屋の空気が爆発しそうな・・・そんな緊張感というか、恐怖というか、そういうものを味わいました。 あまりに怖くなって、深夜2時ごろでしたけど、「誰か人がいるところに逃げなければ!」みたいな強迫観念がうまれ、近所のコンビニに逃げ込んだ記憶があります。 ほかの巻では、件(くだん)の話、とある山の頂上?にある牛小屋?の話、とあるマンションに住み着く女性の幽霊の話、とある女性に惚れ込んだ老人画家の話・・・いろいろと身の毛がよだつ話があります。 けっこう・・・いや、かなり怖いと思いますよ。 99話を一晩で完読すると・・・何が起こるのでしょう? わたしは意気地なしだから、一晩で完読できないんです。それに、うつ病でやる気があまりない現在、縦書きの活字を読み進めるのが、かなり億劫なんですよね。 だから、この第十夜も少しずつ読み進めています。 さて・・・わたしのところに怪異が訪れることがあるのでしょうか?
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コメント 4

私もこれ読みました。
狸の掛け軸は面白かったですね。
害がなさそうなので実際に見てみたいぐらいです。
でも、これで最終夜というのは少々寂しい感じですが。
新シリーズを期待しているんですけど、この先どうなるんでしょう?
by (2005-08-11 19:52) 

ago-waki

TheBoxcarさん、初めまして。
コメント&nice!ありがとうございます。

>害がなさそうなので実際に見てみたいぐらいです。
そうですよねー。なんか新耳袋で出てくる「狐狸の話」って、面白くって可愛くって、じぶんが遭遇してみたい話ばかりなんですよねー。
・・・でも、「件(くだん)の話」は、なんかあっけないというか、もっと怖い展開になるのかな?なんて思っていたのに・・・残念でした。

>新シリーズを期待しているんですけど、この先どうなるんでしょう?
どうなんでしょうねぇ?
なぜ、第十夜を最終巻にしてしまったのかも、わたしは知らないんですけど・・・毎年夏には出版されていて、欠かさず買って読んでいたわたしとしても、寂しい感じがするですよね。
違う形式で、何かやらないかなぁ?
by ago-waki (2005-08-11 20:12) 

華龍

初めまして~( ̄. ̄)ノ”
この本、読みたいと思ってるんだけど・・・私・・「第3夜」で、怖くって・・・
これ以上読むのは無理!っと断念しちまいました。
「第2夜」ほんと、怖かった・・・。読んでる途中で、「私が読んでるのは何話目?もしかして・・・そろそろ百話目?」って思うと何か出てきそうで・・。
超~怖がりなくせに、ついつい読んでしまう・・・この癖どうにかならんものか?
しかし、これみて、「第10話」読んでみようかと思いました。
by 華龍 (2005-08-14 17:51) 

ago-waki

華龍さん、はじめまして。
コメント&nice!をありがとうございます。m(_ _)m

>「第2夜」ほんと、怖かった・・・。読んでる途中で、「私が読んでるのは
>何話目?もしかして・・・そろそろ百話目?」って思うと何か出てきそうで・・。
分かりますよ~、この気持ち。すっごく怖くなって、何話目を読んでいるのか、分からなくなったりするんですよねー。

>超~怖がりなくせに、ついつい読んでしまう・・・この癖どうにかならんものか?
わたしも一緒ですよー。怖がりなのに、怪談が好きなんですよー。
ひとりでお風呂に入っているときとか、思い出して、怖くなるんですよね。

>しかし、これみて、「第10話」読んでみようかと思いました。
ぜひ、読んでみてください。
「第十夜」だけでなく、断念して読んでいない他の第4~第9夜も・・・ですよ。
中には、かなりシビレる話がありますから。
by ago-waki (2005-08-14 20:24) 

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