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デイケア(2008/08/26)深い話 [うつ病闘病日記]

今回のデイケアでは、引き籠もり&うつ経験者でそれを乗り越えて現在社会に出て働いている人がご自身の体験談を話してくれました。

以下、その方の体験談です。

 

中学生くらいのころから、人嫌いというか人や社会とのつながりを持つのが怖かった。両親が離婚でもめていたという時期もあり、彼は誰からも愛されず、一人で自分の恐がり(もしくな敏感な感性)と戦わなくてはならなかった。
どうにかごまかしながら、中学、高校、大学とまで進学していったが、どうにも対人恐怖症はぬぐえない。
人嫌いで極度の緊張しぃなのに、就職後に営業職に就いたそうで。緊張しぃだから、自分が言う台詞を早口にまくしたてたり、あれこれ話していたそうです。相手の目も見ずに。
会社のドアノブを握ると、社内の雰囲気というか、空気感が伝わってくる。ぴりぴりとした緊張感など。
あ~やだなぁ~。
と思いながらなんとか、社会人生活を送っていた。
新規一転で転職したり派遣に登録したり、いろいろやってみたそうだが、どれも効き目ナシだったという。

医者に行くと、たいていの医者が口を揃えたように「うつ病ですね」と薬をだす。どの医者も、彼の話を聞いてくれない。納得のいかない日々。そんななか、近所の保健センターでカウンセリングを受けていたり、おなじような環境や状況の人たちのあつまり(デイケア?)にも参加していたり、彼なりにあれこれやっていたようです。その保健センターで出会った精神科医が衝撃だったそうで。
いままでの彼の医者というイメージだと、ピシッとスーツとか白衣とか着て、「私の言うこと聞けないなら他言って」みたいな感じで、薬を出すだけの人。それが、金髪で耳にピアスでアフロシャツ。
かれはこの衝動で、その精神科医の病院にカウンセリングを受けに行くことになった。

その医師も、引き込み経験者ということもあって、医者と患者の距離が狭まったような。
かれは、1年間部屋からも出ず、ず~っと布団の中で過ごし、1年くらい経つと、身体の充電がある程度たまった感じになり、昔の有人などと連絡して外へ出たり遊んだりした。
しかし・・・それも長くつづかず、ふたたびもう1年引きこもることになる。
また1年間分の充電がたまると、外で出始める、とう感じになったとき、医師とのカウンセリングでいろいろ自分の正確や特徴を知ることができ、勉強をしてヘルパー2級の資格を取ったという。
いままで営業だった人間が、介護ですよ。
でも、介護の仕事により、誰かに「ありがとう」と言われるのがとても心地よかったらしく、これを続けていこうと思ったそうです。で、いまでは心理~療法士(保健師? カウンセリングできる人)の資格も取ったそうで。自分がカウンセラーとしてカウンセリングをすることがあり、そしてまだなお、自分が何者なのかをもっと深く知りたいがために、いくつかのカウンセリングを受けているという。

 

 

なかなか。興味深い話でした。
途中途中で交換できる部分、いつまにか自分の現状と比較して「あ、オレまだ大丈夫」とか、自分と同じ苦しみを持つ人もいるんだという孤独感からの解放。

この体験談をふまえて、デイケアメンバーがそれぞれ自分が感じたことや、感想などをのべました。
わたしは・・・いままでデイケアとは、似たような境遇の人たちがあつまって、ガンプラ作ったり料理したり共同作業でガーデニングしたり、同じ時間と場所を共有するだけだったけど、今回の経験者の体験談を聞き触発されたことにより、みんなそれぞれが自分の過去や症状と照らし合わせて、「ここはこうしていけばイイのか」とか思えること。絶望ではなく希望が持てた、ということがとても嬉しかったし、有意義な時間だったとおもいました。 

 

 

 

みんなが一通り喋り終えた後、私が一人で突っ走った形で以下の文言をみんなに紹介しました。

「スペルマ・ウォー」(精子戦争)というのがあり、この本の中では、精子に様々な種類の精子がいると紹介されている。
例えば、普通の精子の他、頭が矢尻のように尖った精子キラー・スペルマという殺し屋がいる。生殖目的の精子ではなく、自分が持つ遺伝子とは異なる遺伝子を持つ精子を見つけると、尖った頭を相手の核に突き刺し、毒を注入して殺す。
他にもガード・スペルマといって、他の精子が卵子への道を塞ぐ役割を持つ精子もいる。このように遺伝子と遺伝子が戦い、勝ち残った方の精子何十億のうちの一つが卵子と結ばれて、やがて赤ちゃんになる。
優れた遺伝子が世に残る仕組みが、ここにはある。

女性の体は、本能で強い遺伝子と卵子を結ばせようとする仕組みがある。それは、膣のネバネバした粘膜であったり、女性がエクスタシーを迎えた際に膣内が酸性になり弱い精子を(殺菌)殺したり・・・。
異なる遺伝子と競うことがなくても、険しい道を突き進み、何億という精子の中のたった一つの精子が卵子と結ばれる。精子と卵子が結ばれた結果、できた赤ちゃんは、生まれながらにして勝利者である。

さらに言うと・・・人間が猿やその他のホ乳類から進化してきたと仮定(あくまで、仮定ね。進化論を真っ向から否定する人もいるし)したとすると、何千・何万年との長い年月、勝利者と勝利者との連続。
進化論がなくても、ご先祖様からずぅ~っと現在のあなたまで、すべて勝利者と勝利者の連続であり、すでにチャンピオンなのである。
そう人間は、いや、あなたはチャンピオンなのである。

周りの環境が悪く自分の思い通りに行かないからくさってみたり、どうせ自分には無理だとやる前からあきらめてみたり、そういうことは問題ではない。あなたはチャンピオンなのだから。
心の底から純粋に願えば、それは叶う。あきらめることさえしなければ、必ず実現する。不可能なことなど何もないのだ。
あなたはチャンピオンなのだから。

あなたはチャンピオンだけど、あなたを取り巻く人たちもまたチャンピオンなのだ。
だから人間関係でうまくいかない場合、チャンピオンである相手をどうにかしようとするのではなく、自分をどうにかしようとするほうが楽だったりする。
たとえば、「人から好かれたい」という根本心理があるがゆえの、「あの人、自分にだけやけに厳しい」とかなんですね。目先をかえてみると、その人は、特別なことを言っていなくて、ごく普通の品とかマナーとかに対して言っていただけなんだと理解できる。それで、「私、あの人苦手かも」という意識も消えていく。

また、時間は秒→分→時間→日→週→月→四半期→年と、すべてのモノに平等にある。が、あなたの中で流れている時間と他の人の中で流れている時間は、進み方が異なる。
あなたはほぼマスターしている事でも他の人がそれをうまくできないケース、またその逆のケースもあるだろう。しかも、同時期にその事に取り組み始めたというのに。
それは、流れている時間の速度が異なっていると認識した方がイイ。たまたまあなたの理解度が高かった、得意なジャンルだったなどあるかもしれないが、他の人はそうではない。
「あ~、この人、なんでこんなこともロクにできないんだろう」とか思わないように。他の事では、同じようにあなたも思われているかもしれないということを忘れないように。

チャンピオンのあなたを取り巻く環境などはあなたより早めに生を受けた人たちによって構築されたもの。これをあなた一人の力でどうこうするのも楽な話ではない。
だったら、有志をつのればいい。同じ思いを持つ人同士が集まると、その思考の実現力に拍車がかかり、よりはやく思考が現実化することもある。「○人よれば文殊の知恵」という言葉もありますね。
あなたを取り巻く人たちや環境を、あなたが心地よく生活をおくるために変化させるのではなく、自分の心の中もしくは心の思考を変化させるのです。

すべて、あなたの身の回りで発生した出来事は、あなたが原因で発生した結果であることを認めましょう。人生は常に選択肢の連続です。
宿題するのか? ゲームで遊ぶのか? ゲームしてから宿題か? 宿題してからゲームか?
勉強に感心が持てて、学ぶことの楽しさを知る。 → 学力向上、成績優秀。
大学進学するのか、高卒で働くのか?
みているTVドラマを見逃してしまうけど、残業してまでやる仕事か? 明日に回しても問題ない(プライオリティーが低い)仕事じゃないのか?
あたながもし、会社の組織内もしくは学校のクラスや部活などの組織内で、会社や周りの人間にとって不利なことが発生してしまっても、それはあなたのせいではないし、失敗でもない。
「あ~、やっちゃったぁ~」くらいは思う必要はあると思うけど。深く反省する必要はない。
次回、今回のことを踏まえて、同じ鉄を踏まないように心がければよいだけの話である。

 

最後に・・・
あなたは、チャンピオンであり天才なんです。
私は、鏡に写った自分の顔に向かって指を指しながら「おまえ天才、おれ天才」と言います。これで少し気持ちが高まる気もします。
そして・・・あなたが、いまのあなたになった原因はすべて、あなたのせいだということ。親や兄弟、学校の生成、クラスメイト、会社の上司や先輩・後輩でもありません。すべて、あなたが人生の中で何らかの選択肢を選択する必要に迫られたさいに、とある選択肢を選んだ結果なのです。
「○○さんが言ったとおいにやったら間違えた」とか言う人。あなたはロボットですか? 自分で考えるということができないんですか? ○○さんが言ったのはあくまで○○さんの予想。それに従って実行したのはあなた。最後に決断して実行したのはあなたなんです。
すべて、あなたの責任です。それをすべて受け入れましょう。そして、そんなあなたを愛しましょう。赦しましょう。心の中だけで宣言するのもいいけど、言霊の力を借りるのもイイかもしれませんね。自分の想いを口にしましょう。言挙げしましょう。

そして・・・
あなたが思い描く最高のあなたの姿、環境、状態、いろいろあると思いますが。それを目標として、現時点から少しでもイイから、一歩でも半歩でもイイから、まっすぐ直線で真っ直ぐ前じゃなくてもいいから、途中迂回とか回り道とかしてもイイから、理想のあなたに近づく努力を、現在のあなたができる範囲で行えばイイと思います。
強く強く、理想のあなたの姿を思い描いてください。そして、それに近づく努力をしましょう。
(私も、この真っ最中でございます)

 

理性のタガを外して、すこし本能の赴くまま(直感に従うまま)行動してみるのもイイかもしれませんよ。
だって、理性なんて、子ども→大人になる仮定で、「お金があればモノが買える」「周りの人の迷惑になることをしてはいけない」「みんなの和を乱してはいけない」「先輩(上司)に逆らってはいけない」などの生まれ出でて、成長する過程でついたマインドダストです。
世間一般の知識、常識、枠組み。
それを意識していては、自分の言動に制限がかかることにも気付きます。
言葉の壁をぶちやるび、あるがままの自分を表現しましょう。

すべての答えは、自分の中にいる本当の自分だけが知っています。
ハイヤーセルフとか大いなる内なる存在とか、いろいろ呼び方があるかもしれませんが、自分を超える存在がいることは、心のどこかで認識していますよね。引力、重力、宇宙エネルギー、永久磁石、宇宙開闢、天変地異。
神と呼ぶことが正しいのか分からないけど、自分の中にはもうひとりの自分がいて、つねに一緒で辛いときも楽しいときも一緒で。

よかったですね。どんなに辛くても、どんなに悲しくても、もう一人の自分がいるおかげで、すべて軽減されているんですから。

 

 


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