いままでの私 いまの私 これからの私

いやー、さっきブログ記事をUPしたばかりですけどね。
今月（2009年07月）はイベント毎が目白押しで、うつになっている暇がないんです。

最近、入院中の父親と電話でよく会話をしています。
先日、大腸カメラで小さいポリープが３つ見つかって、その場で切除してクリップで止めているそうです。・・・クリップ？

まぁ、いいや。
とりあえず、私は父親とよく会話をしています。
精神的なことがほとんどです。

 

父親も私も、経緯や理由は異なりますが、うつ病患者です。

父親は若かりし頃、かなりとんがっててゴロついていて、母親と結婚してもそれほど変化なかったそうですが・・・仕事でのトラブル、長男の誕生（次男の誕生）、長女の誕生・・・さまざまな事象により、性格がおだやかに、丸くなってきた、と母親は言っていました。

私の中にある父親の記憶を掘り出してみると・・・・・・。
札幌市白石区に住んでいたときは、父親が仕事から帰るまで晩ご飯を食べるのを待っていたこと。
父親に対して敬語で話していたこと。そんな記憶がうっすらあります。
白石区の借家を出て、豊平区（現在の清田区）へ引っ越したとき・・・・・
その１年後くらいに母方の祖父母と同居することになり、私の中での父親の存在はやや小さくなりました。
それまで鍵っ子だった私でしたが、学校から帰れば祖父母がいる。話し相手がいる。お腹が空けばおやつを出してくれる。将棋の相手をしてくれる。
そんな祖父母が好きで、私の中で大きく場所を取ります。

しかし、私の中で父親は依然存在していました。もちろん、怖いヒトという意味で。
仕事上のトラブルで父親が苛立っていた時、仕事がうまく行かず落ち込んでいる時、そんな父親の姿を見るようになり、私の中での父親に対するイメージは変化していきました。
「ただ怖いヒトじゃないんだ」

私が中学生くらいになって、たまに父親の大工の仕事を手伝うようになった頃は、私を一人のヒトとして男として扱ってくれました。
それまで、全然縁が無さそうだった宗教の書籍を買って読むようになった父親。
オカルトや宗教、不思議なモノなどに興味を示す私と趣向が同じなのか・・・・・・（逆だね、父の趣向が私に遺伝しているんだよね）私も、父親の本棚にある宗教関連の書籍を読むようになりました。

私が就職して上京した後、自営業でやっていた大工の会社が倒産し、私が知らないところでうつになって半強制的に入院させられていました。

退院後、母親など周囲の人々に支えられ、やっとカード会社のブラックリストから名前が消えた父親。だんだん言うことが説法めいてきた父親。

 

私は父親のいろんな面を見てきました。
そして、私もいろんな面を持っています。
協調性があったり、グループ内でリーダー的存在がいなければリーダーシップを発揮し、リーダー的存在がいるときは補佐に周り、自己中心的であったり、物欲に支配されたり、自分が頭脳労働者（SEのこと。でもSEってけっこう肉体労働もあったりする）で、肉体労働者をやや見下していたこともあった。内向的で室内で一人遊びが好きだったり、大勢でワイワイと騒ぐのが好きだったり。
珍しいモノ、不思議なモノに興味を引かれ、都市伝説やオカルト、呪術、功夫などが好きだったり。イングランドやアイルランドに懐かしさなどを感じ興味を示したり、中国の仙人が住んでいそうな山とかを見ては懐かしさを感じ興味を示したり、少林寺や道が好きだったり。

ファンタジーが好きだったり、SFが好きだったり、マンガが好きだったり、小説が好きだったり、英語や中国語、ハングルが好きだったり、ポルトガル語がすきだったり。

神話や歴史が好きだったり、遺跡が好きだったり、ゲームが好きだったり、ボウリングが好きだったり、バレーボールが好きだったり、剣道が好きだったり。
地球や人類の起源に興味があったり、そんなことより自分自身のことをより深く知りたかったり。

すぐ挫けたり、熱中して寝食を忘れたり、他人の品がない言動に苛立ちを感じたり、それを自分に照らし合わせてみたり。

いろんな私が私の中にいる。
どれもこれも私。
過去に法を犯した私、世界滅亡や自己の存在の消滅を願った私、異性の目を気にする私、無精ヒゲを生やし無頓着になった私。

そのどの私も私。
過去の私は、いまの私を形成するための かけら。
いまの私の中で生じる様々な感情。それも私。

天の邪鬼で、TVCMなどで「eco」を声高に言っているのを見聞きしては「いまさらかよ」と思いつつも、ゴミの分別をしっかりしている私。
TVCMなどで「これ以上泣いたことはありません」などと紹介される映画作品を見る気が失せる私。

 

 

あなたの中にも私は存在する。
その私はどんな私だろうか。
頼りない？　頼りがいがある？　近寄りがたい？　親しみやすい？　協調性がない？
そのどれも、私なんです。