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うつ病患者が救われるのはいつ? [うつ病闘病日記]

こなさん、みんばんは。
相変わらず、「うつ病」に関する知識があまり世の中に浸透していないなぁと思う、今日この頃。

しゃくれ家が加入している生保で、生保レディが「保険内容の見直し(バージョンアップ)はいかが?」とやってくる。もう面倒だから「うつ病だから収入もないしバージョンアップなんてムリ」と真実を告げると、「うつ病だと保険内容のバージョンアップができないこと」と「はやく元気になってくださいね」などと心にもない社交辞令的な言葉を投げかけてきた。
このFuckin' 生保レディは、何を考えているのだろう。
うつ病とは、どういう病気なのかを知っているのだろうか。そもそもこの生保では、どういう教育をしているんだろうか。

昨日くらいから風邪気味&気分低調で今日ほとんど寝込んでいた私のかわりに妻が生保レディの応対をしたのだが・・・・・・

 

しかし、うつ病と一言でいうけど・・・原因、症状、対処方法はうつ患者の数だけある。(人それぞれってこと)
大きく分かりやすい症状は、睡眠障害(寝れない、またはずっと眠い)、食欲障害(お腹空かない、またはお腹空きすぎ)、性欲減退。
これが簡単なバロメーター。
だから、うつ病の人でも、「眠れなくて困っている人」もいれば「常に眠くて困っている人」もいるし、「食欲がなくて痩せていく人」もいれば「食欲過多で太ってしまう人」もいる。
ひとつの症状だけをみて、「あれ? あの人うつ病なのに太ってる」とか思わないようにね。(^-^;

そして、さらに「今までできていたことが、できなくなる」。「今まで好きだったことに興味がなくなる」。「思考スピードが鈍くなる」。
自責の念、自殺願望、倦怠感、不安感、焦燥感が襲いかかってくる。
最終的に行き着くのは「虚無」。

「自分なんて消えてなくなれ」もしくは「なにもかも消えてなくなれ」。

 

これらの症状を薬でなんとかしているのが今の医学なんだけど・・・
本当にセロトニン過剰?もしくは不足が原因なのかなぁ? まぁ、あくまでこれは現段階での有力説として採用されているだけ。
心(精神)は身体とリンクしている。心が病めば、身体も病む。
偏頭痛、胃潰瘍、不整脈、神経痛などなど。潰瘍や炎症、神経痛などが身体のどこかで現れる。
まぁ、私の場合はもともと腰椎椎間板ヘルニアで腰痛持ちなんだけど、それが悪化すると潰れた椎間板が背骨沿い?にある神経に触れ、別な痛みを生み出す。それが私の場合は、座骨神経痛。右足の親指がひどいときは感覚がなくなる。大腿部からふくらはぎにかけて、外側で常に電気が走っているような感覚になる。
そして肋間神経痛。文字通り、あばら というか肋骨沿いにある?神経痛だけど、胸が苦しくなる。裏側から針でチクチク刺されているような痛みが右胸、左胸、たまに胸全体に出てきます。

職についていて、うつ病が発症し休職できる人はまだイイ方だと私は思います。
戻るべき職場があるのだから。私にはそれがない。
そして、うつ病には保険がない。
自立支援法で、心療内科やメンタルクリニックでの診察料および処方された薬に関しては、通常3割負担が1割負担になったり、その患者の世帯収入によっては全額免除(1割負担の部分を市区町村などの自治体が代わりに負担)になるけど、そもそもの収入源がない。
症状が著しくひどい場合は、精神の障害認定を受け、障害年金や障害者手帳をもらうこともできるが、ぜんぜん生活できるレベルの収入にはならない。

うつには波がある。
健常者にもバイオリズム(心や体の不調・好調)があるように、うつ病患者のうつ症状にも波があって、やや好調・低調・やや不調・絶不調がある。
もう、この「うつ」くんと6年も付き合っているが、なかなかツーカーの仲になれないでいる私。
もしかしたら・・・・・・
社会人になって絶好調だった1990年代後半~2002年くらいまでは「躁状態(うつ状態の反対)」だったのかも知れません。仕事に対して、「前のめりなくらい前向き」でした。仕事に関してだけ松岡修造状態。
誰とでも分け隔て無く、裏表無く、コミュニケーションを取り、積極的に精力的に仕事をする。業務時間内に暇な時間ができれば、少々一服した後、なにか自分ができる仕事がないか能動的に行動していました。
↑会社が望む人物像そのもの

 

おっと。
あれこれ書きすぎて、自分を悲劇の人にしている感じになってきた。

私がこういうこと(うつ病のことや症状のこと)を書く理由は、「私はこういう状態にあるから、多少のことは勘弁してあげて」とかそういうことじゃなくて、このブログ記事を読んでいる人の周囲にもしうつ病の人がいたら、「こんな感じなんだよ」ってことを知って欲しいのです。
で、そのうつ病患者と知人・友人であるならば、ある程度の距離感を保ちつつ接して欲しいワケです。
同情、慰め、哀れみ、そんなものが欲しいんじゃない。
ただ理解して欲しいだけです。健常者(ちょっと心が凹むことがあるけど、何かをきっかけにすぐ心を正常に保てる人)には、「甘えてるだけじゃないか」とか「だらしがない」とか「精神的に病んでいるなんて、なんだかちょっと怖い」とか、そんな偏見を持って欲しくないんです。

TVや雑誌などで、うつ病が取り上げられてきて、徐々に「うつ病とはなんぞや」が世に浸透してきているとは思いますが、相変わらず偏見が目立つし、うつ病患者の扱いを知らない人が多すぎる。
そして、うつ病だったことを隠さないと就職活動できない現実。
会社の健康診断で、「いやぁ、わたし糖尿でねぇ」とか「わたしの肝臓、フォアグラ状態でねぇ」とか言うけど、「わたし、うつ病でね」なんて言えない。

私が始めてうつ病になり、通院した病院は精神病院で、さまざまな精神疾患の人が待合所にいて恐怖を感じました。おそらく、私の知識不足・無知からくる恐怖感なんでしょうけど・・・自律神経失調症患者が私を常に敵意のある目で見ているとか、どこか空の一点を見つめブツブツと独り言を言っている人とか。
うつ病が「ただのうつ病」としか感じられないほどでした。
(これはこれで、私の心の中に、「うつ病患者>自律神経失調症患者>さらに重度の精神疾患の人」という差別にも似た気持ちが芽生えたのかも知れません・・・)
しかし、いまはちがう。うつ病患者をターゲットにして、精神科じゃなく心療内科、精神病院じゃなくメンタルクリニック(横文字にしただけだけどね)。うつ患者にとって通院に対する心の敷居が低くなったと思います。
だけど、まだまだ。
一部の施設では、休職中うつ患者の職場復帰プログラムを実施していたり、うつ患者の就職支援プログラムを実施していたり、という情報を耳に目にしますが・・・・・・ほんの一部です。
これらの恩恵を享受できる人は、ほんの一握り。

 

心の病だから保険がきかない。
職場復帰または再就職がむずかしい。
うつ病であること・であったことを隠さなければならない。

これらのハードルは、どうすればなくなるんでしょうねぇ。

 

私の現状は・・・・・・
何年か前に戻ってしまったような感じです。回復期にあって、私と接した人は私のことを「うつ患者」とは分からないくらい私は回復していました。まだ波はありましたし、何かをきっかけに心が落ちることもありました。でも、その日のうちに回復できていました。
でも、いまは・・・

不安感、焦燥感、どこへぶつけていいか分からない怒り、倦怠感、自責の念、虚無感?
ハマっていたMMORPG「REDSTONE」をプレイしても楽しくないし、IN率も低下しました。Javaプログラミングが楽しくてしょうがなかったハズなのに、Eclipse起動すらしなくなりました。
まだ、「なにもかも、どうでもいい」にまで堕ちていないのが救いです。
自分で自分の心の動きや、自分の周辺の事象に対して生じる思考をチェックするのも、本当に大変です。認知治療も、ひとりでは限界がありますね。

でも、結局、最終的には本人の心ひとつなんですよね。
自分の周り(人や出来事)は、すべて今までの自分が何かを選択した・もしくは選択しなかった結果が現れているということ。周り、他人は自分の中の写し鏡であること。
これが理解できても、対処ができない。
「あともうちょっと」なんだけど、その「あともうちょっと」が何なのか分からない。
この世の仕組みを理解しかけている気もするけど・・・・・・それも妄想かもしれない。

 

うつ病患者が本当の意味で救われるのはいつだっ!?

 


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