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宗教を食い物にする人たち [ニュース]

ちょっとネタが古いけど・・・
キリスト教系宗教法人「聖神中央教会」の創設者である牧師、金保容疑者が複数の信者少女に性的乱暴をしたとして告訴された。
おやおや、ロリコンでつか?

宗教を心の拠り所としている人たちがいる。これに関しては何も言わない。寝たきりだった家族の一人が宗教に入ることにより病気が治ったのであれば、それは奇跡が起こったのでしょう。
しかし、宗教を心の拠り所にする人たちは、気をつけなければならない。宗教を食い物にしている輩が沢山いるということを。そして自分もその餌食であることを。

そもそも、キリスト教に疑問があるもの。
なぜ、天地創造した唯一神ではなく、イエス・キリストを信仰するのか?
(宗派によっては、聖母マリアやマグダラのマリアを信仰するところもあるらしい)
なぜ、「地獄に堕ちるぞ」という脅し文句で信者の心を縛り付けるのか?
昔、貧しいために地面を浅く掘ったお墓しか作れず、そこへ埋葬されると夜な夜な野犬などに墓を荒らされた。それを忌み嫌って「地獄(ヘル)」といっていたのではないか?
キリスト教が「地獄」を信者を恐怖でつなぎ止めておくための言葉にしたのではないか?
昔、マホメットという人の前にあらわれ、イスラム教を開かせたという「ガブリエル」という名の天使・・・。あれ? 「ガブリエル」って、今でこそ人の名前や洗礼名で使う人はたくさんいると思うけど、「ガブリエル」という名の天使は、一人(?)しかいないんじゃないの?
キリスト教でガブリエルといえば、「アルファでありオメガである」唯一神に仕えるセラフじゃないの?
って、いうことは、キリスト教とイスラム教の神様って同じ神様ってことなの?
だがら、聖地が同じエルサレムなのかな?
なぜ、同じ神様を信仰しているのに、「聖戦」とかいって、互いに戦争するのだろう?
キリスト教といえば「右頬を叩かれたら、左頬を相手に出す」ことが有名だと思ったんだけどなー。違ったのかなー。なぜ、「汝の敵を愛せ」と言っておいて、戦争するのかな?

天地創造した全知全能とも言われる唯一神が、たかだが一人の人間が罪を犯しただけど、その人を地獄に落とすのかな? そんなに神様って心が狭いのかな? 懺悔したり御布施したりしないと許してくれないのかな?
信者は、これらについて一回も疑問に思ったことはないのかな?

仏教も、お釈迦様が偶像崇拝を禁じていたはずなのに・・・今では立派な仏像や大仏があちこちにありますよ。祈りを向ける対象が目に見えることで、信仰者は安心できるのかな?
大きい仏像や大仏は、歴史的建造物になったりして、それはそれで壮大だったりするけど・・・。
そういえば、仏教にも地獄が存在しますねー。あれ? 黄泉だったかな? いや、それは神道だったかな?
日本は、聖徳太子の時代(飛鳥時代)に仏教が伝来してから今日まで、神道と混ざり合ってしまい、境目が不明確になってしまっているし。

いやー、宗教は分からないことだらけですねー。
キリスト教もイスラム教も、それぞれができたころは、もっとしっかりと教義を守り、心の修行に励んでいたんでしょうけど、何千年もたった今となっては、教義は教会の都合によりねじ曲げられ、より多くの信者を獲得するようになっていったから、違和感を感じるのかな?

新興宗教は、キリスト教やイスラム教よりも理解不能。
統一教会、創価学会、幸福の科学、オウム真理教(現、アレーフ)、パナウェーブ・・・。いろいろあるけど、教祖または創始者と言われる人物の目や顔を見れば、宗教を食い物にしているかどうか、すぐ識別できると思うんだけどなー。
ロリコン教祖も問題だけど、それらに騙されることのない、揺るぎない信仰心が必要なのかな?

以下、私の見解。
神は最初、一人ぼっちだった。一人ぼっちだと、比較対照するものがないから、自分が神様であることを体験できない。だから、天地を創造し、動植物をはじめ人間を創造した。で、神が創った人間たちが神を信仰することで、神は神であることを体験できる。
また、自分を分裂して人間たちの魂にすることにより、その人間の死後、死んだ人間の魂と融合することにより、地上で人間が体験したことを神は共有することができる。
天地創造をするくらいすごくて全知全能といわれる神がいるにも関わらず、なぜ地上から犯罪や天変地異などがなくならないのか?
それは、それぞれの出来事に相対するものを創造したから。美しいものしかなければ、それが本当に美しいかわからない。他に醜いものがあるからこそ、それが美しいと初めて認識できる。これと同じように、人間にとって辛いことがあるからこそ、嬉しいことや楽しいことを認識できる。
創造したものが、素晴らしいものであることを認識できるよう、相対するものも併せて創造したんだと思う。

さてさて、こんなに長く宗教的な文章を書く私は何者なのか?
別にどこかの宗教に入信している訳でもなく、正月には神社に初詣して、お盆にはお墓参りして、クリスマスにはツリーを飾り、大晦日にはお寺で除夜の鐘をつく、普通の日本人です。親族が他界した際は、それぞれの親族が信仰する宗教に則って葬式をするし、法事もする。祖父は真言宗だったし、クリストファーという洗礼名を持つ叔父はカトリックだった。
別に、どこの宗教を信じるわけでもない。
世界的なベストセラーである聖書は普通の物語としてしか読まない(それも、創世記の最初のころで大抵、眠くなるし、滅多に読まない。いや、そもそも家に聖書がない)。
幼少のころ、両親が共働きで鍵っ子だった。そこへ母方の祖父・祖母が一緒に住むようになり、仏教や神道の絵本を読まされるようになった。でも、般若心経は何も見ないで言えるわけではない。梵字も書けないし、祝詞もあげられない。
駅前で「あなたの健康と幸せを祈らせてください」と言われれば「間に合ってます」と断るし、家にエホバの証人が来ても「間に合ってます」と帰す。
何故なら、自分の中で、今まで生きてきた中で自分なりのルールが作り上げられ、そのルールに則って生きているし、罪を犯しても「罪を犯す」経験をしただけだ、と割り切る。神に懺悔することなく、過ちを繰り返さないように気をつけるだけである。

それでいいんじゃないの?


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mst-kiz

ウチのブログにnice!ありがとうございます。
なかなか深い見地をお持ちのようで、じっくり拝読させていただきました。
いや、賛同できますね。最後の「それでいいんじゃないの?」にnice!です。
そーなんですよ、信じる者が信じたいようにやればそれで十分なはずなんです。
そりゃ教義によっては行動を勧めたり禁じたりはありましょうが、基本は信者の心、人の心だと思うのです。
by mst-kiz (2005-04-14 08:52) 

ago-waki

雅泉さん、コメントありがとうございます。
初めてnice!を頂きました。嬉しいです。

私のような固定で信仰している宗教がない人間からすると、「信じる信じないは自由です。他の人に迷惑をかける行為(無理矢理の勧誘、犯罪行為など)さえしなければ」ということ。

現在、何らかの宗教を信仰している人は、現在信仰している宗教の教えで「人を殺すことにより、その殺された人はカルマが精算される。殺すことは悪ではない」というのがあっても、現在の日本の法律と照らし合わせて、実施したら罪になるか否かを考えて欲しいんですよね。
(例えが極端すぎました・・・。オウム真理教による地下鉄サリン事件の時は、かなりの憤りを感じ、とあるBBSでオウム真理教をこき下ろしたら発言が削除されちゃいまして。以降、発言は慎重にしてまーす。)
by ago-waki (2005-04-14 09:28) 

へぼや

 ものっそ簡単にイスラムについて。
 簡単に言えばキリスト教をアラブ文化に馴染みやすいモノにムハンマド(マホメット)が作り直したものが、まぁイスラム教です。
 当時のアラブ社会は部族単位の遊牧生活だったのが、シルクロードでアジアとヨーロッパを繋ぐ貿易の中継地としての都市化が進むという背景があり、より多くのアラブ部族が一つの国家として纏まり、勢力を付ける必要があった。
 交易路になるということは富が流入し文化が発展する、と同時に、その富を狙う他の民族や国家の脅威が強くなると言うことでもある。
 だから、部族同士が揉め事を繰り返していたらだめだ、という考え方が生まれる。
 おそらくはそのあたりが、イスラム教成立の大きな要因。
 商人であったムハンマドが 「天使ガブリール(ガブリエル) により唯一神アッラーからの預言を託された」 として興したもの。
 異端としてメッカを追われたムハンマドは、部族間の争いの繰り返しに悩んでいたメディナの有力者達に、「血の復讐を禁止する」 という教えが支持され、支援を受け勢力を拡大し、最終的にアラブを統一する事が出来た、という流れ。
 イスラムのこの成り立ちは、物語としてもなかなか面白いのだけれど、同時に宗教というものの持つ政治的な意味が実に分かり易いので、ちょっと調べてみると面白いですよ。
 カリフも4代目とかでもう分裂するし。
by へぼや (2005-04-29 01:17) 

ago-waki

コメントありがとうございます。
イスラム教ってキリスト教に比べると、あまり触れる機会がないため、イスラム教に関する知識が不足がちになるんです。
やはり歴史や宗教の成り立ちなどを知るというのは、面白いですね。先人の知恵を知ることができますし。

イスラム教の概要を教えていただき、有り難うございました。
by ago-waki (2005-04-29 21:59) 

あえて反論してみました

>なぜ、天地創造した唯一神ではなく、イエス・キリストを信仰するのか?

キリスト信者は三位一体の神を信じているとされますが、それは父なる神、子なる神、聖霊なる神です。そしてこの子なる神とはキリストのことです。つまり、信者はイエスを神として信じているのです。

>(宗派によっては、聖母マリアやマグダラのマリアを信仰するところもあるらしい)

キリスト教はたくさんの宗派に分かれていますが、聖母マリアやマグダラのマリアを信仰する宗派はありません。

たとえばカトリック教会や東方正教会などは、マリアを崇敬しますが、これは尊敬の延長であり、神に対する信仰とは別物とされます。

>なぜ、「地獄に堕ちるぞ」という脅し文句で信者の心を縛り付けるのか?

これは特にキリスト教に限らないと思います。

キリスト教はたくさんの宗派に分かれていますが、そのうち一部(特に新興系のもの)はたしかにこういう脅しをします。

が、たとえば仏教系でも、そういう脅しをする宗派はあります。わが国で活発に活動している教団も、かつてはそのようなことをやり社会問題になっていました。
だからといって、仏教全体がそういう脅しをするわけではありません。

ちなみに今回問題となった教団は、プロテスタント(たくさんの宗派に分かれている)の中の、長老派系の教団だそうです。

>なぜ、同じ神様を信仰しているのに、「聖戦」とかいって、互いに戦争するのだろう?

日本の戦国時代の大名には、僧籍を持っている人も少なくなかったわけですが、互いに殺し合いをしていました。
仏教は平和を尊ぶと思いますが、人間とは醜いもので、宗教でもって必ずしも欲を押さえられるとは限らないと思います。

>キリスト教といえば「右頬を叩かれたら、左頬を相手に出す」ことが有名だと思ったんだけどなー。違ったのかなー。なぜ、「汝の敵を愛せ」と言っておいて、戦争するのかな?

仏教のある思想によれば、どんな物(草木や蟻にも)にも仏性があるといいます。
しかし、現実には日本は環境破壊大国であります。

このように、特定の宗教思想が尊いとしても、それを信じている人々が完全に実践できるわけではありません。

>天地創造した全知全能とも言われる唯一神が、たかだが一人の人間が罪を犯しただけど、その人を地獄に落とすのかな? そんなに神様って心が狭いのかな? 懺悔したり御布施したりしないと許してくれないのかな?
信者は、これらについて一回も疑問に思ったことはないのかな?

これは仏教などにもあてはまります(葬式仏教などの弊害)。

結局、宗教の問題点というのはどの宗教でも変わらないのだと思いますね。
by あえて反論してみました (2005-05-25 23:58) 

ago-waki

あえて反論してみましたさん、コメントありがとうございます。
宗教を文字をメインとした場所で語るのは、なかなか難しいものです。ちょっとした言葉のアヤが伝わらなかったりしますから。
このブログではキリスト教をメインに取り上げていましたが、私の時間が許せば、仏教やイスラム教、神道も取り上げる予定です。

>>(宗派によっては、聖母マリアやマグダラのマリアを信仰するところもある
>>らしい)
>キリスト教はたくさんの宗派に分かれていますが、聖母マリアやマグダラの
>マリアを信仰する宗派はありません。
そうですか・・・。以前、TV特集(レオナルドダヴィンチの特集だったかな?)でマグダラのマリアをメインにした教会を見たものですから。

>>なぜ、「地獄に堕ちるぞ」という脅し文句で信者の心を縛り付けるのか?
>これは特にキリスト教に限らないと思います。
確かに仏教にも「地獄」がありますねぇ。罪の重さにより何層(6層くらいだったかな?)にもなる地獄に服役することになるんですよね。イスラム教にも「地獄」があるようですねぇ。いやー、酷い話です。
今年のGWに鎌倉大仏を見に行ったんですが、そのお寺で仏教絵本が売っていて、「極楽と地獄」を題材にしたものがありました。死ぬ予定ではなかった人が、何かの手違い?で地獄に堕ちる。閻魔大王が「お前は予定に入っていないけど、今後の参考に地獄を見学していけ」みたいなことを言って、地獄を見学させるんです。小さい頃、家にもこの絵本あったなぁ。読んだ記憶がありますから。
現在の日本に伝わっている仏教は、伝来する途中で中国の道教など、いろいろなモノが混じっているようです。だから地獄があるし、閻魔大王もいるんでしょうね。
本当に地獄ってあるんですかねぇ? ダンテが見たとも言うけど・・・
死後の世界はあると思いますが、地獄って人の心の中にしかないんじゃないかなぁ?
たとえば、自分自身の存在を否定している人とか。他人を信頼できない(自分一人で生きていけると思っている)人とか。
あるいは、地獄の存在を信じ切っている人は、死んだ後は地獄に行くものだと思いこんでいるから、その人が死んだ後、自分の信念が作り出した地獄に行くのかもしれないなぁ。

>>なぜ、同じ神様を信仰しているのに、「聖戦」とかいって、互いに戦争するの
>>だろう?
>日本の戦国時代の大名には、僧籍を持っている人も少なくなかったわけです
>が、互いに殺し合いをしていました。
ちょっと論点がずれてますねぇ。(キリスト教とイスラム教が、同じ唯一神を信仰しているのに、なぜお互いが戦うのか?という話だったので)
でも、論点がずれて話が逸れるのも好きなので・・・。
戦国武将「太原雪斎」は禅僧でしたが今川義元のブレーンだったし、「信長包囲網」では本願寺顕如という戦国大名もいました。それぞれの人の中に、それぞれの「正義」があり、自分とは異なる考えを持つ相手を受け入れる余裕がないから、戦うことになるんでしょうね。
イスラムの教えの中で、「良くない事、邪悪な事を見つけたら、それは積極的に正さなきゃいけない」というのがあるようです。悪い事をしている人を見かけたら、見て見ぬフリをして通り過ぎるのではなく勇気を持って注意して止めさせなさい、という教えです。(5/23フジテレビ放送「あいのり」を見て得た知識ですが)
“邪悪を見つけたら、正さなければならない”“善い事をしたら天国に行ける”この考えを極端に解釈して自分を犠牲にしてでも邪悪を正そうとしてテロに走っているのが、ごく一部のイスラム原理主義のメンバーである、とのことです。
うーん・・・コーランには「極端は良くない」と書いてあったような・・・。

>>キリスト教といえば「右頬を叩かれたら、左頬を相手に出す」ことが有名だと
>>思ったんだけどなー。違ったのかなー。なぜ、「汝の敵を愛せ」と言っておい
>>て、戦争するのかな?
>仏教のある思想によれば、どんな物(草木や蟻にも)にも仏性があるといいま
>す。
>しかし、現実には日本は環境破壊大国であります。
日本は仏教の国ではなく、お金とか利益とか目先のこと(自分のこと)しか考えない国ですから。だから、ある会社は土壌汚染を隠してマンションを販売するし、ある会社は最新型ATS導入を延期して事故を起こすわけですね。

>結局、宗教の問題点というのはどの宗教でも変わらないのだと思いますね。
どの宗教もできたばかりのころは純粋に人を救うことなどを目標としているんでしょうけど、時間が経つにつれて邪な人と交じり、その教えがゆがめられるんでしょうね。
まぁ、現在の宗教の長である人物の目を見れば、関わるべき宗教か否かが判断できますよ。死んだ魚のような濁った目をした人って、けっこういるもんです。

いまの私にとって、現存する全ての宗教(現在、私が知っている全ての宗教、と表現した方が正しいのかな)が「ゆがんだモノ」としか感じられないんですよね。
これらの宗教を必要としている人を責めるワケではないんです。
いろいろな宗教の教えに触れて、良いところも悪いところも理解したつもりです。そこから現在の私の自我の一部(自分の中での倫理観や尺度など)が形成されているのも事実です。勧誘、御布施、天国(極楽)と地獄、懺悔、修行(苦行)・・・。
いまの私に必要ではないことだけは、確かですね。
by ago-waki (2005-05-26 19:49) 

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