父親から読むように勧められたマンガたち [漫画・本・雑誌]
わたしが2度目のうつ病になってから、父親に「オレ、うつ病だからかどうか知らないけど、縦書きの活字が読みづらいんだよ。集中力が持続しないしさ、読んでいてもさっぱり頭に入ってこないしさ、しまいには眠くなっちゃうんだから。でも、マンガなら読めるよ」って言ったら、「これを読みなさい」と勧められた本があります。
わたしの父親は自営業をしていますが、数年前(わたしが上京した後)、倒産してうつ病になったそうです。
ちゃんと病院に行って投薬治療したかは定かではありませんが、現在は再び自営業をやっています。
そんな父親がわたしに言うことは
「すべての固定観念を捨てろ。お前の気持ち次第だ。すべてはお前の心から生じているものだ」
「『元気』とは『元』の『気』だ。元に戻れば元気になれるぞ」
「頑張るな。『頑張る』とは『頑』を『張る』と書く。なんでもピンと張ると、切れやすくなる。だから頑張るな」
こんな難しいことを言う父親だから、きっと自分のうつ病は、自分自身の精神力で克服したんだろうと思います。
そもそも密教(みっきょう)とは何なのか。空海がどのように密教を日本に伝えたのか。曼陀羅(マンダラ)の意味とは。そんなことが理解できるマンガです。 親鸞(しんらん)とはどのような人物なのか。果たして念仏を唱えるだけで極楽浄土へ逝けるものなのか。浄土宗と浄土真宗は、どのように袂(たもと)を別れたのか。法華経など他の仏門との争い事も描かれていて、なかなか面白いですよ。 そもそも神道(しんとう)とはどのような宗教なのか。どのように起こったのか。仏教との衝突、そして融合など。神社の移り変わりや、神社での参拝の仕方とは。 般若心経(はんにゃしんぎょう)とは何か。どのように生まれたお経なのか。そもそも何を言っているお経なのか。現代語訳を交えて、細かく詳しく描かれています。 正法眼蔵(しょうほうげんぞう)とは何か。道元は何をした人物なのか。禅(ぜん)とは何か。どのような教えなのか。 マンガだから、すらすら読めます。それで、それぞれの入門ができるなんて、素晴らしいじゃないですか。・・・まぁ、上記のマンガを読んだからと言って、悟りの境地に至ることはできないと思いますけど。それぞれの教えが何なのか、それが分かるだけでも、充分だと思いますよ。 これらのマンガが、現在のわたしのうつ病と、どう関係しているのか・・・あるいは、どう関係させるのかは、まだわたし自身わかっていません。でも、わたしの父親はいつも「すべての固定観念を捨てろ。お前の気持ち次第だ。すべてはお前の心から生じているものだ」と言っています。たぶん、このマンガを読み、自分なりに解釈し、「悟りへの道はいくつもある」ことを知り、だからこそ、「固定観念を捨てて、自分自身(自分の考え方)を変えろ」ということなんだろうと思います。 ・・・うつ病治療に役立つのかなぁ?たぶん、役立つんだろうなぁ・・・きっと。おそらく。
コメント 0