「ドラゴンランス」シリーズ小説 [漫画・本・雑誌]
現在、アスキーから日本語訳の小説(ハードカバー)が出版されていますが、私が中学生の頃は、今はなき富士見書房から単行本で出版されていました。
この「ドラゴンランス」シリーズは、「ドラゴンランス戦記」、「ドラゴンランス伝説」、「ドラゴンランス英雄伝」と続きました。
そして、「ドラゴンランス序曲」という「ドラゴンランス戦記」の前の時代を舞台に、パーティのメンバーそれぞれの物語を書いた作品も出版されていましたが・・・富士見書房がなくなってしまったため、この「ドラゴンランス」シリーズは絶版となってしまっていたのです。
↑旧版の「ドラゴンランス」シリーズ
最近になって、アスキーがかつての翻訳メンバーで出版しているのですが、「ドラゴンランス戦記」、「ドラゴンランス伝説」までは出版してくれましたが、「ドラゴンランス英雄伝」や「ドラゴンランス序曲」は、出版してくれていません。
「ドラゴンランス戦記」とは・・・
ハーフエルフのタニスをリーダーとして、騎士のスターム、戦士のキャラモン、キャラモンとは双子の弟の魔法使いレイストリン、ドワーフのフリント、ケンダーという種族のタッスル、蛮族の戦士リヴァーウィンド、蛮族の女族長であり僧侶でもあるゴールドムーン。
タニスは自分がハーフエルフであることに苦悩しているし、スタームはすでに落ちぶれた騎士であることを誇りに思っているし騎士道を重んじているし、キャラモンは病弱な弟のことを心配している心優しい青年だけど頭が悪いし、レイストリンは強大な魔力を手に入れた見返りに病弱になって瞳が金色になっちっているし、フリントは最年長で頑固で歳のせいか体が言うことを聞かないし愚痴が多いし、タッスルはいつも落ち着かなくて他人のモノでも珍しいモノや心惹かれるモノがあれば自分のポケットに入れちゃうし、リヴァーウィンドは無口で感情を表に表さないし、ゴールドムーンは族長の娘でありながら部族の異端者であるリヴァーウィンドのことを愛してしまうし・・・
このパーティが、<暗黒の女王>と呼ばれる神の僕たちである様々なドラゴンやモンスター、軍団などと戦い、最後には「暗黒の女王」の神殿にたどり着くが・・・
という感じの内容なのが「ドラゴンランス戦記」です。
「ドラゴンランス伝説」は、レイストリンが主人公なのかな? キャラモンかな? まぁ、この双子を軸として過去へ遡ったりして、冒険します。
「ドラゴンランス英雄伝」は、短編小説の寄せ集めみたいな感じで、「ドラゴンランス戦記」や「ドラゴンランス伝説」での登場人物に焦点をあてた物語だったり、作中の伏線の内容が書かれていたり、いろんな内容盛りだくさんです。
そして、「ドラゴンランス序曲」は「ドラゴンランス戦記」の前の時代を舞台に、「ランスの英雄」となったパーティのメンバーそれぞれが、どのような冒険をしていたのかが書かれている作品がありました。これは、本当にメンバー1人1人や、双子のコンビなどで上下巻が発売されていました。
しかし・・・アスキーは、この「ドラゴンランス英雄伝」と上記「ドラゴンランス序曲」を出版することなく、その後のストーリーを出版しています。
「ランスの英雄」たちの子ども(セカンド・ジェネレーション)が活躍する作品が、「ドラゴンランス セカンド・ジェネレーション」。
その後の舞台が「ドラゴンランス 夏の炎の竜」。
そして、「ドラゴンランス 魂の戦争」が現在出版中です。
「ドラゴンランス」シリーズの公式サイトはココを参照のこと。
私がこの「ドラゴンランス」シリーズと出会ったのは、中学1年生のころでした。友人の間でD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)をやっていたので、その仲間に入ったころです。
D&Dとは、TRPG(テーブルトークRPG)で、紙と鉛筆とサイコロがあればできるゲームです。
ダンジョンマスターが冒険の舞台を構成し、プレイヤーがキャラクターを各自作成して、その舞台で冒険するのがTRPGです。
他にもD&Dの上位版といわれるAD&D(アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ)や、T&T(トンネルズ&トロールズ)などファンタジーものもあれば、宇宙を舞台としたSFものもあります。
私はD&Dを中学1年から2年までプレイしていました。役割は魔法使いでした。
当時、週刊少年ジャンプで連載されていた「バスタード」の主人公ダーク・シュナイダーの名前を語ってみたり、「ドラゴンランス戦記」の魔法使いレイストリンを名乗ってみたり・・・。とにかく、いつでも魔法使いでしたね。
D&Dの公式サイトはココを参照のこと。
今はどうか分かりませんが、当時はベーシック、エキスパート、コンパニオン、イモータルと、キャラクターのレベルに応じたルールブックがありました。
それをみんなでお金を出し合って1冊ずつ買って、メンバー分コピーして、ゲームをしていました。
懐かしいですねぇ。あの頃、ダンジョンマスターは必ず、Yがやっていました。Yはあれこれ考えるのが好きだったらしく、ゲームの舞台となる世界観を作るのが上手だったし、シナリオの進行も上手でした。
たしか高校卒業後、日大に行ったはずだけど・・・今頃、どこで何をしていることやら。
なぜ、ここでD&Dの話をしたか、というと・・・
「ドラゴンランス」シリーズは、AD&Dをもとに書かれた小説だからです。
アスキーさん。
頼むから、「ドラゴンランス英雄伝」や「ドラゴンランス序曲」の出版をしてください。よろしく頼みます。
私、上京したばかりの頃(1993年)、ぶらりと入った池袋の本屋で、「ドラゴンランス序曲」を見つけたのですが、全巻そろえるにはお金が足りなかったので、ゴールドムーンとリヴァーウィンドのコンビの上下巻だけを買ったんです。
その後、その本屋の場所が分からなくなってしまい、残りの作品を買い揃えることができなかったんですよ。
「ドラゴンランス序曲」も読みたいなぁ~。
本当に、頼みますよ >アスキーさん
・・・と、長々と、「ドラゴンランス」シリーズについて熱く書いている私の横で、コタツの中に入ったまま、妻がうたた寝しています。
まぁ、いいんですけどね。
妻には、この家にいる間くらい、ゆっくり、のんびりして欲しいから。
でも・・・コタツで寝ると、風邪ひくよ >妻
- 作者: マーガレット・ワイス, トレーシー・ヒックマン
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2004/05/22
- メディア: 単行本
- 作者: M・ワイス, T・ヒックマン
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/01/28
- メディア: 単行本
- 作者: マーガレット ワイス, トレイシー ヒックマン
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
不思議な発行のしかたですねぇ。
by koza (2006-02-10 12:58)
こざきさん、コメント&nice!ありがとうございます。
アスキーの発行の順番は、不思議なんですよねー。
まぁ「ドラゴンランス英雄伝」を発行しないのは・・・たぶん「セカンド・ジェネレーション」でダブっている内容があるから・・・なのかも知れませんけど・・・
でも、「ドラゴンランス英雄伝」を読むことで、より「ドラゴンランス戦記」や「ドラゴンランス伝説」を楽しめるのですから、是非とも発行して欲しいものです。
あと・・・「ドラゴンランス序曲」も、ですけど。
by しゃくれアゴ (2006-02-10 13:02)